Repricant Bエンドクリア

数日前にBエンドを見ました。

2周目は「カイネ視点」でお楽しみ下さいとの事だったけど、これがとんでもなくしんどかった。

マモノ憑きであるカイネには、マモノの声が聞こえる。意味のある言語として理解出来る。ニーアでは分からなかったマモノ側の事情が見えてくる。

 

親マモノを殺された子マモノが、遺棄された工場で彷徨うロボットと心を通わせたり。

ヒトの温かさに触れ、同じヒトになりたいと願った少女のマモノがいたり。

無気力になってしまったところを救われたマモノがいたり。

赤ん坊のマモノと、それを守る母マモノがいたり。

ヒトと共存を願うマモノがいたり……。

 

マモノの事情、この世の真実を知らないニーアは「マモノは悪いもの」として殺して回るが、そうじゃないと理解してきたプレイヤーは進めるのが辛くなってくる。

ダメだよ、そのマモノは悪くない、ヒトを襲わないんだよ……。

そう言いたくなってくる。

同じストーリーの2周目であっても、見える景色が変わるとまるで別のもののようだった。

 

しかし、繰り返しは繰り返しである。

流石に同じムービーを短期間に二度も見せられるのはしんどい。

スキップ機能があってよかった。この周回要素は割と不評で、この機能がなかったらもっと不評だったろうなと思うくらい。

信者視点で擁護に回ろうにも、自分もスキップしているから人のことを言えない…。

そこはAutomataで改善したのかな。Automataは周回と言うより、ストーリーの区切りにスタッフロールを挟んでいるだけで、周回とは少し違うから。(A→Bは操作キャラを変えての周回か)

 

ラスト、魔王の慟哭は辛かった。

せっかく妹を融合したのに、妹自身がそれを拒否。

己の1000年は一体なんだったのか?

それは消滅後の世界で新宿にいた頃の彼らの姿に戻ったあの瞬間に救われたのだろうか。

魔王は妹を救えず、人類は亡び、めでたく世界はバッドエンドだが。

 

さぁ、Cエンドも見に行こうか。

武器は集め終えているから、あとは色々スキップしながら駆け足でエンディングに向けて突き進むだけだ。

人魚姫の展開が3周目で変わるらしいから楽しみ。