Replicant C〜Eエンドクリア

 CエンドからEエンドまで駆け抜けた。

あらゆるイベントシーンをスキップしていたら、時間内ボス撃破トロフィーが獲得できた。残っているのはルイーゼと魔王だけだ。ルイーゼは多分駆け上がるところで戸惑わなければいけると思うけど、魔王はどうしたらいいのか……。

 

 Cエンド

石の神殿突入直前で、セーブポイントを2つに分けた。これでCエンドを見た後にすぐにDエンドに入れる。また青年期最初からなぞるのは流石にしんどい。

 途中のイノシシで100コンボを決めて無事トロフィー獲得。

 ありがとうイノシシ。

 

Bエンドクリアでもらった鉄パイプで武器コンプリートだったため、最後の選択肢がいきなり現れた。

どちらがどちらか不安だったから攻略サイトを確認して、Cエンドをクリア。

確実にCエンドに入りたかったから攻略サイトを見てしまった。

魔王を倒し妹を取り戻してめでたしめでたし……の裏で、カイネの様子がおかしい。

マモノの暴走が始まってしまったらしい。崩壊体化は誰にも止められない。

カイネとのバトルは辛かった。魔法が使えないって結構しんどいんだと、ここで初めて気づく。イクラ多すぎないか?全弾回避はできなかった。

カイネを倒し、テュランから選択を迫られる。彼女を殺すか、己の存在をかけて彼女を助けるか。

もちろん、彼女にとどめを刺すことを選んだ。残酷かもしれないが、これがカイネにとっての救いだと、他のエンディングを見た上でも思う。

ここでカイネとニーアが実は両想いだったことを知り、衝撃を受けた。いきすぎたシスコン兄貴だとばかり思っていたから、他の人に好意を寄せることがあるだなんて想像もしなかったのだ。エミール…君は失恋確定だよ……。

このエンディングも泣いた。愛する人を、解放するためとはいえ、自らの手で殺すのは辛い。そんな選択をさせてしまったことが辛かった。

 

ここに至る途中の人魚姫も最高だった。Bルートで破り捨てた手紙が、無事に配達員の手に渡ったことが嬉しかった。配達員の心中は複雑だろうが、ルイーゼの想いが少しは伝わってよかったと思う。

戦闘もガラリと変えられて驚いた。攻撃パターンを変えてくるだけでは飽き足らず、ギミックそのものを全く違うものにしてくるとは思わなかった。さすが、ver.1.22で改めて追加されたシナリオだ。力の入れようが違った。

 

 

Dエンド 

Cエンド突入時に分けたセーブデータをロードして、石の神殿からスタート。

途中のイベントシーンをスキップしたため、双子の戦闘2回とも時間内撃破トロフィーを獲得。失敗するかと思った……。魔王無理……。

Cで選ばなかった、己の存在をかけてカイネを助ける方を選択。

Cエンドでも思ったが、テュランがカイネを気に入っていたのが印象深い。テュランも憎めない奴なんだ。CV.森久保祥太郎で良かった。

セーブデータ消えるけどいいの?の確認がしつこくて笑ってしまった。オートマタもそうだったな。

 

 

 

 

 

 白の書の中身が少しずつ消えていくのを見て、オートマタの消し方はこれをなぞっていたんだと知った。あの演出が結構好きだったりする。

ここで初めて己のステータス画面を見たかもしれない。ストーリー進行中に開いた記憶がない……笑

ヨナの口調が、相手がお兄ちゃんじゃないとこんなにも変わるのかと。

「何か大切なモノを……もらった気がするんだ」

「とても大切な、何かを」

このセリフを聞くためにセーブデータを消すんだ、#今からでも間に合うNieRシリーズ で安元さんが言っていたけれど、そのとおりだ。レプリカントのバグで忌み嫌われ、マモノ憑きで更に忌み嫌われ、たった一人の味方であった祖母も亡くし、真っ暗だったカイネから出たこのセリフ。彼女の中のニーアの存在の大きさを思い知るセリフだ。

存在は消えてしまったけれど、少しだけ残っているのがとても良い。

スタート画面が真っ黒から月の涙に変わる演出はとてもズルい。泣くに決まっているじゃないか。

 

 

Eエンド

さぁ、ようやくEエンドに入る準備が整いました。

勇んでNewGameを開始。名前は「ニーア」にした。初回プレイ時のわたしはなぜ自分の名前を付けてしまったのか。

久しぶりの少年期。健気ショタなCV.岡本信彦が新鮮だ。

しかし、目的はEエンドに到達すること。可愛い岡本信彦を堪能している場合ではない。

移動に必要なイノシシ狩りだけクリアして、石の神殿から順番にRTAかのように進めていく。

石の神殿→崖の村(1回目)→ロボット山(1回目)→海岸の街→崖の村(2回目)を、駆け抜けて、ようやくたどり着いたEエンドの入り口。

真っ先にやったのは、秘密を覗き見ること。

 思い切り蹴飛ばされ、「これ最後どうなるんだ?まさかな……」と思っていたらそのまさかだった。直前セーブがどこだったか考えたが、カイネの夢から始まって物凄く安心した。

そこからカイネを操作してヨナの村へ向かう途中、マモノに絡まれているヒトを見つけて助ける。彼は神話の森の様子を見に行こうとしていたらしい。あの様子では不安だと、カイネが代わりを買って出る。

神話の森に入った瞬間、目の前の光景に唖然とした。村人が、殺されている。何が起きたんだ。

村の奥に行くと、神樹に結界が張られている。そこから見たこともない機械が出現。なんだこいつら、ロボット山にいたのとは全然違う。何者なんだ。

機械を倒すと結界が解けた。中に入るしかなさそうだ。恐る恐る中に入ると、男の子と女の子の声がする。何か、意味深なことを言っている。カイネほど理解不能ではないが、それでも何がなんだか分からない。仕方がないから先に進む。

進んだ先で少年と少女の双子が姿を見せる。レプリカントの可能性がどうだとか言っている。なんのことだ。というか、彼らが特別出演の花江夏樹石川由依か。そう言われると、双子の姿はどこか2Bと9Sを彷彿とさせるような……。

急にカイネコピーに襲われる。数が多すぎる。絶体絶命のその時、どこからともなく聞き覚えのある声が響いた。

エミールだ。エミールが助けに来てくれた。どこで何をしていたんだお前、なんで腕が4本もあるんだ、その身体、どこでどうしたんだ。

無事カイネコピーを撃破し、更に奥に進む。

すると、目の前に信じられない光景が広がった。

 まるでオートマタの塔のような、複製サレタ街のような空間。真っ白なブロックで構築された世界。ここは一体なんなんだ。

道なりに進んだ先に現れた空間に更に驚く。

 ビル群からの、魔王の城。

奥に立方体がある。近づくとカイネが武器を手にした。破壊しろ、ということらしい。

 ぶっ壊すと、まるで魔王の最後のようなイクラ弾幕。やっているのは魔王戦の最後そのものだ。

立方体を完全に破壊すると、更に奥へ進まされる。

進んだ先には……

 オートマタで散々見た空間だ。UIもオートマタのようになっている。ここに入るときのロードもオートマタだった。

ここはカイネの記憶領域らしい。忌まわしきマモノ、フックと戦わされる。こいつが強化されていてめちゃくちゃに強い。

苦戦していると、また聞き覚えのある声が響いた。シロだ。シロが少年期2回目の崖の村でカイネを呼び戻したのと同じセリフを叫んでいた。

そしてシロと共闘して無事にフックを撃破。シロ強い。斧舞が強い。魔法で壊せるイクラに対して強い。

カイネは双子に抗ってニーアを取り戻す。なぜなら、彼を取り戻すために、彼女はこの場にいるのだから。ニーアを取り戻したから、Dエンドで消えた白の書の内容が復元されていった。還ってきたのだ。

神樹のあった場所から巨大な蕾が現れて花開く。月の涙のようだ。中央に、カイネと、カイネに抱きしめられた少年ニーア。カイネは無事、ニーアを取り戻すことができた。

意味深なカイネとエミールの独白が流れてスタッフロール。Eエンドが終わった。

正直急展開すぎて頭が追いついていない。だけど涙は止まらなかった。こんなの泣くしか無いだろう。

 再び変わるスタート画面。こういう細かい変化大好きです。ありがとう。

 

全てのEDを見て

わたしのレプリカントはこれで一旦一区切りとなる。

栽培途中の月の涙だけは最後まで面倒見たいし、青年期の神話の森クエストが気になるから空きを見つけてもう暫く遊ぶつもりだ。

 

それにしても、見事に全て人類滅亡EDだ。一つも世界は救われていない。

オリジナル・ゲシュタルトは倒され、全てのゲシュタルト体は崩壊を免れない。

そのためレプリカントの黒文病発症は避けられない。

レプリカントは生殖能力がなく、ゲシュタルトから作られるしかないために全滅が確定。

人類復活の望みをかけたゲシュタルト計画は完全に崩壊した。

しかし、どのEDでも、キャラ単位で見たら救いが無いわけではないのがまたなんとも言えない気持ちにさせる。しんどい。感情が揺さぶられすぎてとてもしんどい。だがそれがいい

絶望しか無い世界だろうと、悲しみしか無い世界だろうと、ただ流されて終わるのではなく、運命に必死で抗う姿はなんと美しいものか。

この作品に触れることができて本当に良かった。

本当に、本当に、ありがとうございました。

 

資料集、買います。もっとこの世界について考えたい。