Replicant C〜Eエンドクリア

 CエンドからEエンドまで駆け抜けた。

あらゆるイベントシーンをスキップしていたら、時間内ボス撃破トロフィーが獲得できた。残っているのはルイーゼと魔王だけだ。ルイーゼは多分駆け上がるところで戸惑わなければいけると思うけど、魔王はどうしたらいいのか……。

 

 Cエンド

石の神殿突入直前で、セーブポイントを2つに分けた。これでCエンドを見た後にすぐにDエンドに入れる。また青年期最初からなぞるのは流石にしんどい。

 途中のイノシシで100コンボを決めて無事トロフィー獲得。

 ありがとうイノシシ。

 

Bエンドクリアでもらった鉄パイプで武器コンプリートだったため、最後の選択肢がいきなり現れた。

どちらがどちらか不安だったから攻略サイトを確認して、Cエンドをクリア。

確実にCエンドに入りたかったから攻略サイトを見てしまった。

魔王を倒し妹を取り戻してめでたしめでたし……の裏で、カイネの様子がおかしい。

マモノの暴走が始まってしまったらしい。崩壊体化は誰にも止められない。

カイネとのバトルは辛かった。魔法が使えないって結構しんどいんだと、ここで初めて気づく。イクラ多すぎないか?全弾回避はできなかった。

カイネを倒し、テュランから選択を迫られる。彼女を殺すか、己の存在をかけて彼女を助けるか。

もちろん、彼女にとどめを刺すことを選んだ。残酷かもしれないが、これがカイネにとっての救いだと、他のエンディングを見た上でも思う。

ここでカイネとニーアが実は両想いだったことを知り、衝撃を受けた。いきすぎたシスコン兄貴だとばかり思っていたから、他の人に好意を寄せることがあるだなんて想像もしなかったのだ。エミール…君は失恋確定だよ……。

このエンディングも泣いた。愛する人を、解放するためとはいえ、自らの手で殺すのは辛い。そんな選択をさせてしまったことが辛かった。

 

ここに至る途中の人魚姫も最高だった。Bルートで破り捨てた手紙が、無事に配達員の手に渡ったことが嬉しかった。配達員の心中は複雑だろうが、ルイーゼの想いが少しは伝わってよかったと思う。

戦闘もガラリと変えられて驚いた。攻撃パターンを変えてくるだけでは飽き足らず、ギミックそのものを全く違うものにしてくるとは思わなかった。さすが、ver.1.22で改めて追加されたシナリオだ。力の入れようが違った。

 

 

Dエンド 

Cエンド突入時に分けたセーブデータをロードして、石の神殿からスタート。

途中のイベントシーンをスキップしたため、双子の戦闘2回とも時間内撃破トロフィーを獲得。失敗するかと思った……。魔王無理……。

Cで選ばなかった、己の存在をかけてカイネを助ける方を選択。

Cエンドでも思ったが、テュランがカイネを気に入っていたのが印象深い。テュランも憎めない奴なんだ。CV.森久保祥太郎で良かった。

セーブデータ消えるけどいいの?の確認がしつこくて笑ってしまった。オートマタもそうだったな。

 

 

 

 

 

 白の書の中身が少しずつ消えていくのを見て、オートマタの消し方はこれをなぞっていたんだと知った。あの演出が結構好きだったりする。

ここで初めて己のステータス画面を見たかもしれない。ストーリー進行中に開いた記憶がない……笑

ヨナの口調が、相手がお兄ちゃんじゃないとこんなにも変わるのかと。

「何か大切なモノを……もらった気がするんだ」

「とても大切な、何かを」

このセリフを聞くためにセーブデータを消すんだ、#今からでも間に合うNieRシリーズ で安元さんが言っていたけれど、そのとおりだ。レプリカントのバグで忌み嫌われ、マモノ憑きで更に忌み嫌われ、たった一人の味方であった祖母も亡くし、真っ暗だったカイネから出たこのセリフ。彼女の中のニーアの存在の大きさを思い知るセリフだ。

存在は消えてしまったけれど、少しだけ残っているのがとても良い。

スタート画面が真っ黒から月の涙に変わる演出はとてもズルい。泣くに決まっているじゃないか。

 

 

Eエンド

さぁ、ようやくEエンドに入る準備が整いました。

勇んでNewGameを開始。名前は「ニーア」にした。初回プレイ時のわたしはなぜ自分の名前を付けてしまったのか。

久しぶりの少年期。健気ショタなCV.岡本信彦が新鮮だ。

しかし、目的はEエンドに到達すること。可愛い岡本信彦を堪能している場合ではない。

移動に必要なイノシシ狩りだけクリアして、石の神殿から順番にRTAかのように進めていく。

石の神殿→崖の村(1回目)→ロボット山(1回目)→海岸の街→崖の村(2回目)を、駆け抜けて、ようやくたどり着いたEエンドの入り口。

真っ先にやったのは、秘密を覗き見ること。

 思い切り蹴飛ばされ、「これ最後どうなるんだ?まさかな……」と思っていたらそのまさかだった。直前セーブがどこだったか考えたが、カイネの夢から始まって物凄く安心した。

そこからカイネを操作してヨナの村へ向かう途中、マモノに絡まれているヒトを見つけて助ける。彼は神話の森の様子を見に行こうとしていたらしい。あの様子では不安だと、カイネが代わりを買って出る。

神話の森に入った瞬間、目の前の光景に唖然とした。村人が、殺されている。何が起きたんだ。

村の奥に行くと、神樹に結界が張られている。そこから見たこともない機械が出現。なんだこいつら、ロボット山にいたのとは全然違う。何者なんだ。

機械を倒すと結界が解けた。中に入るしかなさそうだ。恐る恐る中に入ると、男の子と女の子の声がする。何か、意味深なことを言っている。カイネほど理解不能ではないが、それでも何がなんだか分からない。仕方がないから先に進む。

進んだ先で少年と少女の双子が姿を見せる。レプリカントの可能性がどうだとか言っている。なんのことだ。というか、彼らが特別出演の花江夏樹石川由依か。そう言われると、双子の姿はどこか2Bと9Sを彷彿とさせるような……。

急にカイネコピーに襲われる。数が多すぎる。絶体絶命のその時、どこからともなく聞き覚えのある声が響いた。

エミールだ。エミールが助けに来てくれた。どこで何をしていたんだお前、なんで腕が4本もあるんだ、その身体、どこでどうしたんだ。

無事カイネコピーを撃破し、更に奥に進む。

すると、目の前に信じられない光景が広がった。

 まるでオートマタの塔のような、複製サレタ街のような空間。真っ白なブロックで構築された世界。ここは一体なんなんだ。

道なりに進んだ先に現れた空間に更に驚く。

 ビル群からの、魔王の城。

奥に立方体がある。近づくとカイネが武器を手にした。破壊しろ、ということらしい。

 ぶっ壊すと、まるで魔王の最後のようなイクラ弾幕。やっているのは魔王戦の最後そのものだ。

立方体を完全に破壊すると、更に奥へ進まされる。

進んだ先には……

 オートマタで散々見た空間だ。UIもオートマタのようになっている。ここに入るときのロードもオートマタだった。

ここはカイネの記憶領域らしい。忌まわしきマモノ、フックと戦わされる。こいつが強化されていてめちゃくちゃに強い。

苦戦していると、また聞き覚えのある声が響いた。シロだ。シロが少年期2回目の崖の村でカイネを呼び戻したのと同じセリフを叫んでいた。

そしてシロと共闘して無事にフックを撃破。シロ強い。斧舞が強い。魔法で壊せるイクラに対して強い。

カイネは双子に抗ってニーアを取り戻す。なぜなら、彼を取り戻すために、彼女はこの場にいるのだから。ニーアを取り戻したから、Dエンドで消えた白の書の内容が復元されていった。還ってきたのだ。

神樹のあった場所から巨大な蕾が現れて花開く。月の涙のようだ。中央に、カイネと、カイネに抱きしめられた少年ニーア。カイネは無事、ニーアを取り戻すことができた。

意味深なカイネとエミールの独白が流れてスタッフロール。Eエンドが終わった。

正直急展開すぎて頭が追いついていない。だけど涙は止まらなかった。こんなの泣くしか無いだろう。

 再び変わるスタート画面。こういう細かい変化大好きです。ありがとう。

 

全てのEDを見て

わたしのレプリカントはこれで一旦一区切りとなる。

栽培途中の月の涙だけは最後まで面倒見たいし、青年期の神話の森クエストが気になるから空きを見つけてもう暫く遊ぶつもりだ。

 

それにしても、見事に全て人類滅亡EDだ。一つも世界は救われていない。

オリジナル・ゲシュタルトは倒され、全てのゲシュタルト体は崩壊を免れない。

そのためレプリカントの黒文病発症は避けられない。

レプリカントは生殖能力がなく、ゲシュタルトから作られるしかないために全滅が確定。

人類復活の望みをかけたゲシュタルト計画は完全に崩壊した。

しかし、どのEDでも、キャラ単位で見たら救いが無いわけではないのがまたなんとも言えない気持ちにさせる。しんどい。感情が揺さぶられすぎてとてもしんどい。だがそれがいい

絶望しか無い世界だろうと、悲しみしか無い世界だろうと、ただ流されて終わるのではなく、運命に必死で抗う姿はなんと美しいものか。

この作品に触れることができて本当に良かった。

本当に、本当に、ありがとうございました。

 

資料集、買います。もっとこの世界について考えたい。

Repricant Bエンドクリア

数日前にBエンドを見ました。

2周目は「カイネ視点」でお楽しみ下さいとの事だったけど、これがとんでもなくしんどかった。

マモノ憑きであるカイネには、マモノの声が聞こえる。意味のある言語として理解出来る。ニーアでは分からなかったマモノ側の事情が見えてくる。

 

親マモノを殺された子マモノが、遺棄された工場で彷徨うロボットと心を通わせたり。

ヒトの温かさに触れ、同じヒトになりたいと願った少女のマモノがいたり。

無気力になってしまったところを救われたマモノがいたり。

赤ん坊のマモノと、それを守る母マモノがいたり。

ヒトと共存を願うマモノがいたり……。

 

マモノの事情、この世の真実を知らないニーアは「マモノは悪いもの」として殺して回るが、そうじゃないと理解してきたプレイヤーは進めるのが辛くなってくる。

ダメだよ、そのマモノは悪くない、ヒトを襲わないんだよ……。

そう言いたくなってくる。

同じストーリーの2周目であっても、見える景色が変わるとまるで別のもののようだった。

 

しかし、繰り返しは繰り返しである。

流石に同じムービーを短期間に二度も見せられるのはしんどい。

スキップ機能があってよかった。この周回要素は割と不評で、この機能がなかったらもっと不評だったろうなと思うくらい。

信者視点で擁護に回ろうにも、自分もスキップしているから人のことを言えない…。

そこはAutomataで改善したのかな。Automataは周回と言うより、ストーリーの区切りにスタッフロールを挟んでいるだけで、周回とは少し違うから。(A→Bは操作キャラを変えての周回か)

 

ラスト、魔王の慟哭は辛かった。

せっかく妹を融合したのに、妹自身がそれを拒否。

己の1000年は一体なんだったのか?

それは消滅後の世界で新宿にいた頃の彼らの姿に戻ったあの瞬間に救われたのだろうか。

魔王は妹を救えず、人類は亡び、めでたく世界はバッドエンドだが。

 

さぁ、Cエンドも見に行こうか。

武器は集め終えているから、あとは色々スキップしながら駆け足でエンディングに向けて突き進むだけだ。

人魚姫の展開が3周目で変わるらしいから楽しみ。

 

ニーアレプリカント Aエンドクリア

33時間かけてAエンドを見ました。

現時点でクエスト達成率は70%超で、武器もクエスト報酬数本取り逃したのみ。Bエンドに向かう道中で武器はコンプリートできる予定。

 

ニーアについて、オートマタのストーリー考察のためにガッツリネタバレ済みでした。

レプリカント体とゲシュタルト体、ゲシュタルト計画…。それを踏まえてのAエンド。

感想は、

 

「まるでハッピーエンドだな?」

 

です。

仲間を失い辿り着いた魔王の城。そこで諸悪の根源である魔王を倒し、連れ去られた妹を取り戻した。まるで王道RPGのエンディングを見たかのよう。

途中の妹と魔王の会話さえ無ければ、見事なハッピーエンドでした。

 

「お兄ちゃん、この体は他の子のモノだよ。わたしのじゃない。ほかの人の体、いらない、ほしくない」

「…………」

 

魔王は何と言っていたのか、Bエンドで分かるんでしょうか。

 

 

日光を浴びて消滅したゲシュタルト・ヨナ。倒された魔王であるゲシュタルト・ニーア。

ゲシュタルトが消滅したことにより、全てのレプリカント体が黒文病を発症。見事全滅。

人類の悲願であったゲシュタルト計画は失敗に終わり、絶滅と相成りました。

 

初見はこの設定を知らない。だからハッピーエンドに見える。知っていても見えた。作りが上手い。

全てのエンディングを見た時、一つも救われる終わり方がないことに絶望するんだろうな。でも、嫌な終わり方じゃないんだと思います。

そう、FF13-2のような、あんな後味では無いのだと信じています。

 

2周目に入るとマモノの言葉が分かるんですよね、所々にあったマモノのセリフが読めるんですよね。

早く進めなければ。続きを、見なければ。

 

 

ネタバレ済みでも楽しめるレプリカントは素晴らしい作品です。

劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸

観てきました、緋色の弾丸。

感想をつらつら書いて行きます。

 勢いに任せて書き殴った箇条書き感想

・執行人は公安警察だったけど今度はFBIと江戸川コナンの主義のぶつかり合い
・沖矢さんと世良ちゃんの格闘シーンやばやばのやば
・乱入するメアリーママンも強すぎてやばい
・格闘で一番強いのメアリーママンでは🤔
・なるほど、MI6の案件でメアリーママンが関わったのか
・赤井さんに向かって「小僧」呼ばわりさすがママン
・赤井さんはメアリーママンに気付いてる?ママンは長男だって気付いてる?
超電導リニア速度で色変わるのいいなぁ
・名古屋から撃ってリニア内のターゲット狙い撃ちとかやばすぎ
銀の弾丸ズルすぎるーーーーーー!!
・まさか取り寄せてた弾丸が銀の特注品だったとは
・赤井さんに銀の弾丸ってさーもうさー!!
・園子ねーちゃん優しすぎて泣きそう
・哀ちゃんが!お留守番じゃなくて現場?で助手してるの最高
・小学生のフリをするコナンくんと、子供だと言いつつ子供に聞こえない哀ちゃん
・クエンチをコナンくんに説明する時の哀ちゃん可愛いof可愛い
・哀「なんで予備のメガネ持ってきてるって分かったの?」コナンくん「だってお前用意いいだろ」
・ねぇ何よこのやり取り
・何の疑いもなく向けられる信頼感に嬉しさが漏れる哀ちゃん可愛すぎる
・でも蘭には勝てないし、勝ちたいとも思ってないのよね
・蘭あっての「工藤くん」なんじゃないかなって
・蘭に明美さん重ねてるとこあるしな
・パラシュート思いついた時の哀ちゃんと蘭姉ちゃんが顔見合せるの良かったなぁ
・同じ人に(種類は違うかもしれないけど)好意を寄せる二人のやり取りが面白かった
・蘭はやっぱり「守られるだけのお姫様ヒロインじゃない」んだよな、公式解釈最高
・最後の探偵バッジの見せ合いで伝わってる感出すの最高
・それを後ろで見てるエリーさんがまんま私らで草
・気付いちゃった!
・てか浜辺美波さん上手すぎない???全然違和感なかった
・本職じゃない人の声って発声の仕方が違うのか物凄い違和感あるのに、浜辺美波さんはほとんど無かった
・あー世良ちゃん可愛すぎるーのん子さん最高
・ねぇ!犯人2人!鈴村健一は分かったけど平野綾分からなかったよ!犯人役めちゃくちゃ良かったよ!
・逃げる鈴村健一を追い詰めるFBIの詰将棋カッコよすぎて泣きそうなった
棋士の顔した秀吉カッコよすぎ、そりゃ由美タン惚れるわ
・あの詰将棋、見てるこっちも「ほんとに来たァ!?」ってなってた
・そりゃそういうシナリオだからそうなんだけどさw
・今回爆発は無かったけどリニアが脱線してドームに突っ込むのはド派手でしたね
・まさかあんなぶっ飛ぶとは思わなかった
・リニア内部のコナンくんと世良のやり取りもまた良き
・来年警察学校組だね!あの声松田さんだよね???

 

FBIとコナン(+公安)

今作は赤井さん(FBI)とコナンの主義のぶつかり合いだった。

犯罪者を殺すことを厭わないFBIと、犯罪者であっても死なせることは許さないコナン。

この両者の立場や矜持の違いが観ていて面白かった。

ゼロの執行人は降谷さんとコナンの正義のぶつかり合いだった。

コナンの主義や矜持は、国家の安全を守る組織の彼らには甘っちょろい戯言に聞こえるかもしれない。

しかしそれを有言実行するだけの力が、コナンにはあるのだ。

だって彼は、圧倒的な光を持った主人公でありヒーローなのだから。

だから彼を取り巻く人々は、彼に対し強く惹かれるのだ。自分らがとうに捨ててしまったものを、あの少年は持っているから。

 

哀ちゃんがかわいい

今作はぶっちゃけこれに尽きるのではないかと思っている。

名古屋国際空港で「今から帰れるよね?」と蘭に聞かれた時に「子供だから」と大人びた声と表情でしれっと返したり。

犯人追跡メガネを持っている前提でコナンに話を進められた時に嬉しさが隠しきれていなかったり。

クエンチが分からないコナンに対して「教えてあげるわ」と説明したり。

蘭に連絡を入れていたコナンに対して「こっちにも連絡寄越しなさいよ」と不貞腐れてみたりと。

表情がコロコロと変わってとてもかわいかった。

哀ちゃんが珍しく前線にいたのも良かった。最早メインヒロインは彼女だった。

 

蘭の公式解釈

新一に「リニアには乗るな」と言われたのに対して蘭は「私だって新一を守れる」と返したシーン。

そうだ、蘭は強いのだ。空手が強いだけじゃない、芯の強い女性なのだ。

ただ王子様の後ろに隠れて守られているだけのか弱いお姫様ではない。

王子様と並び敵に立ち向かう強さを持ち、時に王子様をその身を挺して守ることだってできるのだ。

蘭は新一の隣に立って一緒に歩いていきたいんだろうな。危険だからと遠ざけられるのは本意ではないのだ。

この蘭の強さがどこかで拾われる日が来るのを切に願う。

 

 

シン・エヴァンゲリオンを観て

思ったことを書き殴っていこうと思います。

既に溢れかえっている考察の繰り返しになります。読んでしまっているので影響受けまくっています。

 

 

一番驚いたのが、TVシリーズや旧劇、貞本エヴァやゲーム等、ありとあらゆるエヴァ作品を取り込んでまるっと救って見せたところ。

主要キャラの救い

アスカ

ラストの浜辺のシーンが旧劇の浜辺だってのは観てて思ったけれど、そこに横たわるアスカが28歳のアスカだとは気づけなかった。

確かにプラグスーツが旧劇のデザインで、彼女はオリジナルだったのかもしれない。

あの浜辺で救ったのは、「惣流・アスカ・ラングレー」であり、「式波・アスカ・ラングレー」だったんだ。

アスカはシンジとの関係にケリをつけて、自分の幸せである「認められること」もケンスケによって叶えられた。ケンスケありがとう、アスカを頼んだよ…。

レイ

初号機の中にいた綾波も、ツバメを抱いてたから、「アヤナミレイ(仮称)」であり、「綾波レイ」でもあったんだ。

「碇君がエヴァに乗らなくていいようにする」その願いはシンジ自ら世界を書き換えて作るから、君は君の幸せを願っていいんだよ。ありがとう、シンジをずっと気にかけてくれていて。例えそれが仕組まれた感情だったとしても、それはシンジにとって支えになったはずだ。

カヲル君

カヲル君についてはまた謎が増えてしまった。なんで「渚司令」なんて呼ばれてんだ?

でも彼も自分の幸せについて気づいて、救われていった。シンジ君を幸せにすることで自分が幸せになりたいなんて、自分だけ幸せになったっていいんだよ…。

ゲンドウとユイ

私はユイという人間について詳しくないので、あまり語れないのですが…。

他の人の感想や解説や考察を読むに、「エヴァを使って世界を、未来を守る」ことが目的だったのかなぁ。

TVシリーズ時点では使徒と戦って勝利しないと未来はなくて、S2機関を持った使徒と戦うには既存の兵器ではどうにもならなくて、だからエヴァが必要だった。

だから実験の際に自ら残って初号機のコアとなった。これでエヴァの研究が進むからって。

ゲンドウはそれを認められなかった。ユイが何を願い、何を望んだのかを理解できなかった。彼は彼の孤独で手一杯で、他のことを考えられる状態ではなかったから。

それが、シン・エヴァ劇中でシンジと会話をして、理解できたのかもしれない。理解できたかもしれないから、最期にとどめを刺すシンジを送り出したユイを後ろから抱きしめて槍を突き立てた。

この二人は現実世界に行くことはできなかったけれど、それでもあの瞬間願いが叶って救われたと思う。

ミサトさん

いつの間に加持さんとの間に子供を設けていたのか…。リョウジ君の年齢的に:破の終わりか。

父の犯した罪の贖罪が目的だった彼女は、新劇では未来に繋ぐことが目的に変わっていた。それはリョウジ君ができたからか。親として顔を合わせることなくヴンダーの槍を届けて彼女は死んでしまったけれど、それでも未来に繋ぐことができたから、彼女自身は救われたはず。

葛城艦長から葛城ミサトに戻った瞬間は本当に嬉しかったなぁ。

シンジとマリ

シンジは第三村でなんとか立ち直って、進む決意をする。この世界に、自分が犯した罪に、決着をつけることを決める。

その結果、自分を犠牲にしてもエヴァの無い世界を創ろうとした。最期、絵コンテに切り替わる世界、虚構と化していく世界で一人佇むシンジ。

彼の元へマリがギリギリ駆け込んできて、シンジを連れてエヴァの無い世界、現実世界に。

エヴァの無い世界にはエヴァの呪いも存在しない。彼は28歳のサラリーマンの姿となり駅のホームのベンチに座っている。

反対側のホームには嘗てのチルドレンたちの姿が。ホッと、安堵を覚えるシンジ。良かった、彼らもちゃんと救われて、自分の幸せのために生きていけるんだ。

そう思っていたら突然視界が遮られ「誰かわかる?」と声がする。シンジは笑って「乳の大きい、いい女」と返す。そのセリフはヴンダーの中で交わされた会話のリピートだ。

後ろに立っていたのはマリ。あれから時間を重ねた大人のマリ。シンジは彼女の手を取って駅から走り出した。

彼らは"この世界"で生きていく。辛いことも悲しいことも、楽しいこともある、エヴァの無い"この世界"で。

 マリについて

マリは冬月先生に「イスカリオテのマリア」と呼ばれていたけれど、これが「イスカリオテのユダ」と「聖母マリア/マグダラのマリア」のダブルミーニングだとは。

イスカリオテのユダ」なんて初めて聞いた。キリスト教か、そうだね、エヴァは元々キリストの話が多分に出てくる話だったね。

使徒がそもそもそうだ。神(キリスト)の使いの天使たち。

イスカリオテのユダ

イスカリオテのユダ - Wikipedia

キリストの話でユダって人物?がいるくらいは知っていたけど、ユダがキリストを裏切った使徒だったなんて知らなかった。

いきなり「イスカリオテのマリア」とか言われても意味深なセリフだな?くらいにしかならない。

聖母マリア/マグダラのマリア

聖母マリア - Wikipedia

聖母マリアは言わずもがな。処女のまま子を成した聖母マリア「母」と解釈。

マグダラのマリア - Wikipedia

マグダラのマリアは初めて聞いた。イエス・キリストに付き従った女性で「妻」と解釈。

なるほどなるほど?

エヴァ考察勢の知識量には全く恐れ入る…。なんであの一言でこれらが出てくるのよ…元々キリスト教の話が多いからか…(ループ)

イスカリオテのマリア

ユダとマリアを合わせて、「裏切り者のマリア」がマリの正体になると。

彼女は貞本エヴァに登場していて、京都大学でゲンドウと同級生だったらしい?やっぱり貞本エヴァも読まなければならないな…。

京都大学時代にすでにゲンドウやユイ、冬月先生と関わっていたのなら、当然ゼーレの話も知っているわけで。

その上で彼女は最終的にヴィレについた。ゼーレ及びNERVを裏切る。(イスカリオテ要素)

マリは元々ユイに執着していた。そのユイがエヴァに取り込まれた後、マリの執着はシンジに移った?(マリア要素?)

ってこと?

 

あの世界に生きた一般人達もちゃんと現実世界に生きているんだと思う。トウジもケンスケもヒカリもツバメもおばちゃんたちも。

もしかしたらシンジとどこかで会うかもしれない。彼らはシンジのことを覚えていないかもしれないけれど、シンジは覚えていて心の中で「幸せそうで、良かった」ってつぶやくのかもしれない。

心身ともに成長したシンジは「初めまして」から関係を作り始めるかもしれない。

ホームの向こう側にいたチルドレンたちとも、もしかしたらどこかで繋がるかもしれない。

そんなたくさんの「かもしれない」を夢見ながら、もう少しエヴァに呪われていたい気分です。大丈夫、救いの光は受け取ったから。頂いた光を道標に、必ずシンジたちと同じ世界にたどり着けるから。